Windows Subsystem for Linux 2 Setup for ARCS6 FRONT PAGE
最終更新日:2024/09/09

コレは何?/What is this?

ARCS6はWindows Subsystem for Linux 2 (通称WSL2) 上でも動作します。 ただし、デバッグ用として。
AlmaLinux9 for WSL2でARCS6を動かすためのセットアップ手順書です。

手順書の読み方

灰色背景

はコマンドを示し,

Italic斜体文字

は設定ファイルの編集内容を示します。

1. 「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く

「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」にチェック。再起動。

2. PowerShell を「管理者として実行」で起動

下記を実行

wsl --install

3.Microsoft Store を起動

AlmaLinux で検索、AlmaLinux 9 を「入手」

4.AlmaLinux 9 アプリを起動

普通に起動するはず。
もし起動せずに、下記のエラーが出る場合は、 仮想マシンが動いていないかららしい。
手順1の「仮想マシン プラットフォーム」にチェック入れそびれていると、このエラーが出る。

Installing, this may take a few minutes...
WslRegisterDistribution failed with error: 0x80370102
Error: 0x80370102 ??????????????????????????????????????

5.インストールがはじまる

希望のユーザ名とパスを入力、これでインストール自体は完了。

6.権限変更

Windowsから「\\wsl$」でアクセスして、ARCS6のコードを編集しようとすると、 permission deniedで編集できない。そこで、権限を変える。

sudo su -
passwd

所望のパスワードを入力
一度rootを抜けて、もう一度入り直す

exit
su
vi /etc/wsl.conf

下記を追記

[user]
default=root

exit

上記を2回打ってWSLを終了
Windows側のコマンドプロンプト(cmd.exe)を起動して、

wsl --list

とするとディストリビューションのリストが見れる。AlmaLinuxOS-9 が見えるはず。
それで、

wsl --terminate AlmaLinuxOS-9

とするとWSLが完全に停止する。その後、再度AlmaLinuxをWSLで起動すると、 root@になってデフォルトでroot権限で入れる。

7.外に出れるか確認

ping www.google.co.jp

8.アップデート

dnf update
dnf upgrade

9. ARCS6環境構築のための各種インストール

yumコマンドはdnfコマンドに移行されたので読み替えてネ。

9.1 make/gcc/g++のインストール

dnf install make gcc gcc-c++

9.2 バージョン確認

make --version
gcc --version
g++ --version

7.3以上になっていればおk。

9.3 ncurses/pngのインストール

dnf install ncurses* libncurses* libpng*

10. ARCS6を導入&動作チェック

10.1 ARCS6のインストール

ARCS6の導入方法を参照してARCS6を導入する

10.1 ARCS6の動作チェック

ARCS6のコンパイルと実行を参照してコンパイルして動作できるか確認
001_空の基本コード のサンプルコードを用いて正常に動くかチェック

完了!